長崎はっぴーあにまる☆ブログ☆

悲惨な運命のわんこたち動物がいることを知りました。 不幸なわんこたち動物が一匹でも減るように!! その情報発信と活動報告を長崎の佐世保より綴っていきます。 皆さんのご協力をよろしくお願いしますm(__)m

殺処分ゼロ 熊本市の挑戦

今日付けの西日本新聞に嬉しいニュースが載ってたので、転載します

    

「犬殺処分ゼロ 熊本市の挑戦 持ち込みの飼い主説得
HP開設し迷い犬紹介 生存率82% 地道な努力成果」


自治体が捕獲したり、飼い主から引き取ったりした犬の8割に当たる約11万匹が
毎年、全国で殺処分されている。
そんな中、熊本市は犬を飼い主に戻すことや新たな飼育者探しを続け、
処分率を全国トップクラスの2割以下に減らしている。
「殺処分をなくそう」を合言葉にする同市の取り組みが注目されている。

 悲しげな目をした犬が「ガス室」に送られ、殺される場面がビデオで流れる。
熊本市動物愛護センターで週1回ある譲渡前講習会。
保護された犬を譲り受ける飼い主は、必ず受講しないといけない。
2年半前から始まった。
 
 かつて熊本市は一週間程度保護して処分していた。
この“流れ作業”に変化が起きたのは2002年。
終生飼養をうたう動物愛護法の理念を生かし、
動物愛護推進協議会を発足させ、生存率を上げる取り組みを始めた。
迷い犬を飼い主に戻そうと、保護した犬を紹介するホームページもこの年、
開設した。

熊本市動物愛護センターに保護されている犬たち。
人間に飼われていたせいか、人懐っこい犬が多い 
センターの職員は憎まれ役も辞さない。
娘と一緒に認知症の犬を連れてきた母親に
「家族同然の犬を捨てていいんですか。
娘さんはお母さんの背中を見て泣いていますよ」と翻意を促す。
転勤などで犬が飼えなくなる場合、新たな飼い主を探すよう求める。
それでも、引き取りを求める人には「犬を飼う資格はない」と非難することも。

 地道な努力が実を結び、熊本市の07年度の犬の引き取り数は
1998年度の1割の52匹に減った。飼い主に返還する犬も増え、
98年度に12.4%だった生存率が07年度は82.1%に上昇した。

 現在は保護する犬が50匹を超えた場合に処分する。
年々、引き取り数が減っているため、保護期間が長くなり、餌代が増えた。
増加分は市民やボランティアの寄付で賄っている。

 この試みが注目を集めている。
獣医師の斉藤さんは山口県下関市からの派遣職員。
熊本市の取り組みを知った下関市長が昨年4月から1年間、研修に送り出した。
斉藤さんは「市民を説得する職員に感銘を受けた。
このノウハウを下関でも生かしたい」と語る。

命を軽んじる事件が後を絶たない今だからこそ「殺処分ゼロ」を目指す
熊本市の挑戦が、ほかの自治体にも広がってほしい。

=2009/03/12付 西日本新聞夕刊 より 抜粋=

    


犬の飼い主さんを募集しています 熊本市HP

新しい飼い主さんを待っているわんこたち
とっても可愛くて、表情も豊かです
写真も1匹のわんこに付き必ず2枚掲載されていて、
職員さんの愛情あるコメントが載っています。
本当に幸せになって欲しいという職員さんの気持ちが良く伝わってきます。

熊本市では、「犬の譲渡会」も開催されています。
それだけではありません。
「子犬の譲渡会」は聞いたことがありますが、
譲渡先が決まりにくい「成犬のための譲渡会」もあるのです
本当にすごいです

相変わらず、素晴らしい熊本市動物愛護センターの職員の皆さん
そして、ボランティアの皆さん
この分じゃ、熊本市の「殺処分ゼロ」は夢じゃないですね
佐世保市も頑張って欲しいな〜
そして、私も頑張るぞ〜