長崎はっぴーあにまる☆ブログ☆

悲惨な運命のわんこたち動物がいることを知りました。 不幸なわんこたち動物が一匹でも減るように!! その情報発信と活動報告を長崎の佐世保より綴っていきます。 皆さんのご協力をよろしくお願いしますm(__)m

犬に優しい自治体はどこか

2010.6.14発売の「AERA」の記事です。
「犬に優しい自治体はどこか 47都道府県・59都市ランキング」
発売前からずっと読みたくて、月曜日に本屋さんに行きましたが、
まだ置いてなくて、3度目の正直で、今日やっと購入出来ました。


              

JR下関駅山口県)から車で約40分。
山間部の高台に、下関市動物愛護管理センターはある。
明るいたたずまいは、きれいに整備された公園を思わせる。

 2009年4月に開館したセンターには、
捨てられた犬たちになるべくストレスがかからないよう、
たくさんの工夫がほどこされている。大きなサークルもそのひとつ。
だが最も注目されるのは最新の殺処分機だ。

 下関市では引き取った犬の6割が殺処分される。
里親が見つかる犬は年間50匹前後に過ぎない。
その殺処分の時、せめて犬たちの苦痛を取り除こうと、
世界で初めて「吸入麻酔剤」による殺処分機を導入したのだ。


 ほとんどの自治体は二酸化炭素ガスを利用した殺処分機を使っている。
つまりは窒息死。
二酸化炭素には鎮静作用や麻酔作用があるが、
処分機内が一定の濃度に達して犬が意識を失うまでは、
息苦しさから苦悶する状態が続く。子犬や負傷犬などで呼吸数が少ないと、
死に至るまでに長時間かかることもある。

 そうした状況に目をつぶれず、下関市では03年度から開発を始め、
1億円以上を費やして殺処分機を作り上げた。

 職員がスイッチを押すとまず濃度15%の吸入麻酔剤が
殺処分機の中に充満する。
犬たちは約1分30秒で酩酊状態に入り、すぐに意識を失って睡眠状態となる。
酸素濃度が18%に保たれており、窒息死することはない。
約30分かけて心停止に至り、本当の安楽死が訪れる。

 獣医師でもある女性職員は、
監視モニターごしに殺処分の様子を見守りながら、こう話す。

「精神的な苦痛を取り除いてあげることはできません。
だから、肉体的な苦痛だけでもなくしてあげたかったのです」


 毎年8万匹以上の捨て犬が、殺されている。
その最期の日々を見つめているのが、自治体の職員たちだ。
本誌では、動物愛護法狂犬病予防法に基づいて
犬の引き取り業務を行っている全国106の自治
(47都道府県、19政令市、40中核市)にアンケートしたーー。

                  AERA-net.jpより抜粋

             


この記事を書かれたAERAの編集部の太田さんは、
動物問題のことを熱心に取材されています。
5月には、「犬のオークションの現場」という記事も書かれています。
マスコミで、動物問題を取り上げて頂くのは、とても嬉しいですね

とても気になっていた、私が住んでいる佐世保市ですが、
今回は、都道府県と政令市と中核市のアンケートだったので、
佐世保市は入っていませんでした。

長崎県はと言うと、A〜Eの5段階の中の4番目のDでした…

捕獲・引取犬頭数  2,627頭
返還・譲渡頭数  362頭
殺処分頭数  2,265頭
返還・譲渡率 14%
犬の引き取り担当者  獣医師・一般職員
犬の引取時の飼い主の身元確認  なし
動物取扱業からの引き取り  なし
収容犬の保管期間  3日〜30日
収容犬の情報のネット公開  あり
成犬譲渡  あり
動物愛護団体等への団体譲渡  あり
殺処分方法  処分機への二酸化炭素ガス注入
殺処分の削減目標  なし

頭数は、何年度の分か分かりませんが、
捕獲・引取頭数 も 殺処分頭数もかなり多いですね…

不幸なわんこたちを作り上げているのは、
悪徳な動物取扱業者たち や 身勝手な飼い主たちですが、
それぞれの自治体の担当の方の考え方や努力で、
捨てられたわんこたちの運命もまた、変わってくるんだな〜と
改めて感じました。

どこの自治体の担当の職員さんたちも、
わんこたちを処分したくてされている訳ではありません。
仕事だから、仕方なくされているんだと思います。
その中でも、殺処分を減らす努力をされたり、
少しでもわんこたちの苦痛が軽減出来るようにと、
本当の安楽死をされている自治体もあります。

注射による安楽死というのは、
わんこたちに、肉体的な苦痛を与えることはありません。、
でも、その行為をされる獣医さんの精神的な負担は、
それはかなり大変なものだと思います…。
それでも、わんこたちのことを思い実施されている自治体やその獣医さんは、
本当に素晴らしいと思います。
わんこたちにも、そういう獣医師さんたちにも、辛い思いをさせないためにも
日本でも「殺処分ゼロ」の日が来ることを願ってやみません…

横浜市に来年の5月、動物愛護センターが設立される予定です。
その施設には、殺処分機は設置されないそうです。
佐世保市に動物愛護センターが設立される時にも、
この横浜市のように、殺処分機は設置しないで頂きたいです…


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